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総合コミュニケーション科学学会 第2回シンポジウム

ご案内

テーマ:「未来創造と総合コミュニケーション科学」

自然と人と社会が複雑に絡むこの世界を貫く普遍的な機能は「コミュニケーション」であるとの考えから、多様で複雑な社会の課題の本質に迫るため、専門分野や立場を超えて「コミュニケーション思考」を共通の手段とする「総合コミュニケーション科学」が提唱されました。

近年、拡大の一途をたどる種々の格差や分断は、文科系と理科系、官と民、アカデミズムと社会・市民などを隔てる壁の解消を必要としています。

そのためには、壁に潜在する問題の本質を理解し、「総合コミュニケーション科学」が唱える「コミュニケーション思考」によって、科学技術の総合的融合を目指す必要があります。2022年3月25日、上記の考え方を共有する有志が集い「総合コミュニケーション科学学会」を設立し、1年が経過しました。

今年2023年10月21日(土)には、第2回シンポジウムを開催致します。この1年の活動を振り返りつつ、改めて、総合コミュニケーション科学とは何か、未来社会創造にどのように活かせるのか、未来社会創造と総合コミュニケーション科学の重要性と実践について、ご講演と議論を深めたいと思います。


日時:2023年10月21日(土)13:00~17:40

場所 電気通信大学(新C棟103室)&オンライン(Zoom)  

主催:総合コミュニケーション科学学会

共催:キャンパスクリエイト

後援:電気通信大学

   (一社)コラボ産学官

   (一社)スーパー連携大学コンソーシアム

 
<本案内文の最後にある申込みフォームからお申し込み下さい。> 

<プログラム>    

総合司会:東京大学大学院博士課程

                ウィクラマナヤカ ニプン ラビンドゥ氏

 

13:00~13:05:挨拶:総合コミュニケーション科学学会会長 林大樹氏 
13:05~13:15:来賓挨拶:電気通信大学理事 大家万明氏  

13:15~14:25

(1)基調講演とディスカッション

 講師:総合コミュニケーション科学提唱者 梶谷誠氏

                  (モデレータ:久野美和子氏)

テーマ:「総合コミュニケーション科学は科学になり得るか?」

2008年に電気通信大学が「総合コミュニケーション科学」を提唱して以来15年が経ちました。2022年には、電通大から飛び出そうと学会が設立されました。しかし、この概念の広がりは遅々としています。それは、総合コミュニケーション科学」という概念はなんとなく理解できるけどそれが具体的にわれわれの活動にどう貢献できるのか曖昧模糊としているからではないでしょうか。そもそも、「総合コミュニケーション科学」とは何か?科学と称するにする根拠はあるのか?科学と言えるためには何をしなければならないのか?学会存続の基盤に関わる根本課題を敢えて俎上にあげて、皆さんと議論してみたいと思います。

 

14:25~15:15                             

(2)招待講演とディスカッション

講師:文部科学省科学技術・学術政策研究所科学技術予測・  

   政策基盤調査研究センターフェロー(工学博士)浦島 邦子氏             

テーマ:「2050年の未来に向けて、今思うこと」

わが国では1971年から科学技術予測調査を実施しており、50年以上の歴史を持つことから、どういった技術がいつ実現したか/しなかったかということを評価できる、世界で唯一の国である。過去にはどういった技術が検討され、未来にはどういう社会を創造するのが望ましいかといったことを、これまで実施した11回の科学技術予測調査結果を踏まえて解説する。

 

<休憩 10分>

 

(3)ご講演とディスカッション
①15:25~16:15 ご講演とディスカッション

講師:電気通信大学 人工知能先端研究センター長 南 泰浩氏

テーマ:「ヒューマンとAIの共創に向けて~妖精・妖怪の復権」

総合コミュニケーション科学は,人・モノ・社会・自然の間で 円滑なコミュニケーションを行い、社会に存在する様々な境界線を超えようという考え方です。講演者は、NTTにおいて環境知能という同じような考え方を提案していました。この考え方では、コミュニケーションを媒体する存在を妖精・妖怪というメタファで呼んでいます。昔、人々は、社会や自然の中で理解しづらい概念を妖精・妖怪の存在をつかって理解しようとしていました。例えば、河童は、川や湖の恐ろしさを子供たちに伝えるために、コナキ爺は、地震の前兆を知らせるために、使われてきました。環境知能では、コミュニケーションを媒介するAIを妖精・妖怪ととらえ、50年後のAIとの共生する社会を描いてきました。本講演では、現在の状況でもまだまだ実現されていない、当時思い描いていたAIが共生する社会をご紹介するとともに、現在の状況から予想される人々とAIとが共創する社会についても述べていきます。

 
②16:15~16:55 ご講演とディスカッション

講師:(ちょうふの風)嶋田浩一氏

テーマ:「災害時における発達障害児にとっての避難所のあり方についての考察と実践事例」

日本は災害大国と言われており、外国に比べても台風、大雨、地震、火山噴火などの自然災害が発生しやすくその被害も大きな国である。そうした背景の中、避難を余儀なくされた【要配慮者】とりわけ【発達障害児】にとって『避難所』はどうあるべきかについての考察と、その実現に向けた実践事例を「コミュニケーション思考」の観点から紹介する。


③16:55~17:35 ご講演とディスカッション

講師:東洋大学情報連携学部教授 廣瀬弥生氏

テーマ:「デジタルプラットフォーム戦略と異分野連携コミュニケーションの必要性」 

今、国内では、どこもかしこもデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組む企業が増え、DXがバズワード化する傾向にあります。しかし、デジタル業界で最も着目すべきことはグローバルプラットフォーム戦略です。

講演では、現状日本企業が留意すべきグローバルプラットフォーム戦略について述べ、その後戦略実現に必要な異分野コミュニケーションのあり方についてご議論頂きます。

 
17:35~17:40 

(4)閉会挨拶:第2回シンポジウム実行委員長 久野美和子氏 

 

<参加申し込みフォーム>

 下記のフォームに2023年10月15日(日)までにお申し込み下さい。

 https://forms.gle/NKoZM1DQQwBWiqxPA

 

☆お申し込みの方には、学会シンポジウム実行委員会より、会場やZoomのご案内をお送りします。

☆会員の方には、本学会のメーリングリストでお知らせ致します。