学会活動のお知らせ
2025年8月

第4回 総合コミュニケーション科学学会 シンポジウム
ご案内と申込み方法について

拝啓 残炎の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、このたび弊会では、下記の通り第4回シンポジウムを開催することと致しました。
テーマ及びプログラム内容については、以下に掲載しております。
お申し込みいただける方は10月10日(金)までに、申し込みURLをクリックしていただき、必要な事項をご記入の上、ご返信下さいますようお願い申し上げます。

【 申込URL: https://forms.gle/LBnEPrCNQcL7tCuP6 】

敬具

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第4回 総合コミュニケーション科学学会 シンポジウム

日 時 : 2025年10月19日(日)(13:00~17:00)
会 場 : 電気通信大学 西9号館201室
※ 対面&オンライン(ZOOM)のハイブリッド
主 催 : 総合コミュニケーション科学学会             
共 催 : 国立大学法人電気通信大学
総合コミュニケーション科学推進室
後 援 :国立大学法人電気通信大学
          株式会社キャンパスクリエイト
          一般社団法人首都圏産業活性化協会(TAMA協会)
          電気通信大学企業家懇談会(イーテック)

テーマ 『心と心のコミュニケーション』
    ~「心と心」のつながりから始まるコミュニケーションのかたち~

私達の所属する学会『総合コミュニケーション科学学会』の基本的な理念は
「すべての人々が心豊かに暮らせる社会を目指すためには、この世界を構成する人・社会・自然・人工物のそれぞれの間のコミュニケーションが不可欠」という考え方です。
そして実際に私達の周囲(生活環境)を見回してみると、コミュニケーションをとる為のツールである『情報』は潤沢に提供され、今やあふれかえっているとも言えるでしょう。

このように、あたかも便利に様変わりしたかのような情報社会も、それに振り回されたり置き去りにされている人たちもそこには存在します。
そしてそのような人たちの日常に必要なのは、やはり「人と人」、もっと深く言及するならば「心と心」のつながりから始まるコミュニケーションのかたちなのではないかと思い至った次第です。

今回のシンポジウムでは、こうした「心と心のコミュニケーション」というテーマを大きな軸としつつ、次々と発信されてくる『フォーマルなコミュニケーション』とは違ったやり方
(「インフォーマルコミュニケーション」とも言えるでしょう)をもって“人の心に寄り添う”取り組みをされている方達のご講演を頂くことといたしました。
ご参加くださる皆さまの、日常を振り返る一助となれば幸いです。


<プログラム>

総合司会 総合コミュニケーション科学学会理事 嶋田 浩一

13:00~13:10 開会挨拶 
総合コミュニケーション科学学会 会長 林 大樹

13:10~13:20 挨拶(共催)
電気通信大学副学長
総合コミュニケーション科学推進室長 奥野 剛史氏

講演1
13:20~14:10 高橋  都 氏 NPO法人日本がんサバイバーシップネットワーク代表理事
             岩手医科大学客員教授
             東京慈恵会医科大学客員教授
  テーマ:「がん」のあとの生~ちょっと変わったNPOがもたらす交流のちから
  講演概要:NPOがんサバネットは、がん患者、家族、医療者、一般市民など、多様な背景の参加者で構成され、「学ぶ」「楽しむ」「発信する」と
       いう3種の活動を展開している。病いを共通項にしながらも患者会ではなく、参加者がそれぞれの立場から活動を生み出し、
       自らの内なる力を蓄えることを大切にしている。本発表では、この少し風変わりなNPOの設立に至る経緯や、活動を通じた出会い
       交流から、発表者自身が感じたこと、気づいたことを振り返る。
 
<休憩 10分>
講演2
14:20~15:10 黒沼 敦子 氏 国際基督教大学教養学部アーツ・サイエンス学科 特任助教
             サービス・ラーニング・センター コーディネーター
  テーマ :他者との関係性から何を学ぶのか?  サービス・ラーニングの実践から ‐
  講演概要:サービス・ラーニングは学生が地域コミュニティの人々と協働し、社会や他者との関係性に向き合いながら、
       そうした経験のリフレクション(ふりかえり)を通して深い学びを育む経験学習である。本発表では、
       地域課題や人々と関わる中で、自らの立ち位置を問い直し、既存の知識や認識を再考する経験的な学びのプロセスを
       紹介し、「心と心のコミュニケーション」というテーマを多面的に見つめ直す視点を提示する。

講演3
15:10~16:00 眞榮城 和美 氏  白百合女子大学人間総合学部准教授
  テーマ :ウェルビーイングの芽を育てる乳幼児期における“関係性”の重要性‐発達心理学の視点から‐
  講演概要:発達心理学では、「心と心のコミュニケーション」が、「いつ頃」から「どのように育まれ」「発達的に変化してくのか」について、
       高い関心を持って研究が続けられている。本発表では、報告者がが携わっている「子育て支援ルーム」と「エデュテイメント大学
       (エデュケーション+エンターテインメント)」という場を通して、乳幼児とその保護者・大学生・学外の専門家が連携し、
       一人ひとりの“ウェルビーイングの芽”を育てている様子について発達心理学の観点から報告する。

<休憩> 10分

16:10~16:50 パネルディスカッション(40分)
  モデレータ 総合コミュニケーション科学学会 理事 嶋田 浩一
  登壇者 : 梶谷誠 氏(総合コミュニケーション科学提唱者)     
        高橋都 氏、黒沼敦子 氏、眞榮城和美 氏
        久野美和子(総合コミュニケーション科学学会 副会長)

16:50~17:00 閉会挨拶
  総合コミュニケーション科学学会 副会長 橋山 智訓

17:00以降~ 懇親会(ご希望者):調布駅周辺を予定

<講師のご紹介>

高橋 都 氏 NPO法人日本がんサバイバーシップネットワーク代表理事
      岩手医科大学客員教授 東京慈恵会医科大学客員教授

     一般内科医として都内で10年勤務後、東京大学大学院で国際保健学を専攻。博士(保健学)。東京大学では文学部と医学部による「死生学」
     プロジェクトに参加。獨協医大を経て2013-2020年に国立がん研究センターがんサバイバーシップ支援部長として研究や情報発信に取り組む。
      この間、2017年に胆管がんの夫を自宅で看取る。定年退職後、NPO法人日本がんサバイバーシップネットワークを設立。専門は、がんサバイバーシップ学。

黒沼 敦子 氏  国際基督教大学教養学部アーツ・サイエンス学科 特任助教
       サービス・ラーニング・センター コーディネーター

     国際基督教大学教養学部 アーツ・サイエンス学科 特任助教/サービス・ラーニング・センター コーディネーター。
      東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。修士(教育学)。大学卒業後、マレーシアや日本での職業経験を経て、
       2007年から母校のICUで、奉仕活動を通じて学ぶサービス・ラーニングに携わり、国内及び海外(アジア・アフリカ)でプログラムを展開。
       International Association for Research on Service-Learningand Community Engagement理事、日本サービス・ラーニング・ネットワーク副代表。

眞榮城 和美 氏 白百合女子大学人間総合学部准教授

        白百合女子大学大学院文学研究科発達心理学専攻博士課程修了(2003,博士(心理学))。
        2006年-2011年清泉女学院大学人間学部講師、2011年-2016年同大学准教授。2016年4月より現職。
        著書に「自己評価に関する発達心理学的研究」(2005、風間書房)、「きほんの発達心理学」(佐伯素子・齊藤千鶴・目良秋子・眞榮城和美、2013、おうふう)他。
        日本子ども学会理事・編集委員、SEL研究会監事。
        公認心理師・臨床心理士・セカンドステップ指導講師

 2025年6月27日

第二回『この世はすべてコミュニケーション~細胞から外交まで~』の学習会のご案内

 

趣旨

梶谷誠先生(電気通信大学 学長顧問、元電気通信大学学長)は総合コミュニケーション科学学会の設立を提唱され、この新たな学会への思いを込められて、『この世はすべてコミュニケーション~細胞から外交まで~』を上梓されました。本書は、総合コミュニケ―ション科学の教科書という位置づけというよりも、総合コミュニケーション科学に関する知識体系の構築をすることの重要性について述べられたものです。総合コミュニケーション科学学会は、これを端緒として、知識の体系化を目指すことになります。今回、本学会理事会は、本書の勉強会を企画しました。総合コミュニケーション科学学会の会員でなくても、学会員からの推薦があれば、非会員の方でも参加可能です。ご関心ある方の参加をお待ちしております。

 

〇 開催日時 

第2回を令和7年7月8日(火) 19時~20時に実施します。その後、毎月1回第二火曜日の19時からオンラインで開催します。開催回数は6回程度を予定しています。

 

〇 参加申し込み方法 

途中から参加ご希望の方も歓迎致します

以下のグーグルフォームより6月9日(月)までにお申込みください。その際に、非会員の方は、紹介をしていただいた会員のお名前を必ずご記載ください。

既に第一回に参加登録された方は改めての申し込みは不要です

 

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdZV5rIJhfgbfMmhT-sxJxrsvIlw6qHUmm4vIue7U6P7ZeMsA/viewform?usp=header

 

会員、非会員に関わらず参加費用は無料です。

後日、オンライン会議にアクセスできるURLをお送りします

 

〇 参加する前にお願いしたいこと

本書はアマゾンで購入可能です。

以下のURLをご参照ください

この世はすべてコミュニケーション~細胞から外交まで~ | 梶谷 誠 |本 | 通販 | Amazon

本学習会の開催形式は本の内容の紹介よりも、著者である梶谷先生も交えて、その内容に関する討論に重きを置きます。ついては可能な限り、本書を事前にご購入いただいて、通読していただければと思います。

 問い合わせ先

ご不明なことなどがある場合は、群馬大学 伊藤正実(21mito@gunma-u.ac.jp)

までお問合せください

 

以上

 

2025年5月30日

第19回談話会_Tokyo論会の報告

安部博文会員が2025年5月30日(金)19:00 - 20:00にオンラインで実施。
参加者は4名。

内容 【瀧先生の学術tweet とエピソード 】
学術tweet #25:博士課程学生を成功させる秘訣、
学術tweet #26:研究形態の大規模vs小規模。
この2つにまたがる例として、「大規模研究」の例はアメリカの物理学者ローレンスと弟子のリビングストン。「小規模研究」の例は英のラザフォードと弟子のチャドウィックを取り上げた。

ローレンス ~ サイクロンを実現するため優秀な助手が必要だった。そのためにリビングストンに博士号を半ば強引に取得させた。ノーベル賞学者。
リビングストン ~ サイクロンの成功に貢献すれど、数年後、ローレンスから自立。
ラザフォード ~ 小規模な実験室から原子モデルを構築。中性子の存在を予言。ノーベル賞学者。
チャドウィック ~ 師匠が予言した中性子を発見。ビッグサイエンスには批判的、しかし、ラザフォードのスタイルは旧いと地団駄を踏む。ノーベル賞学者。

博士課程の学生の成功戦略
ポイントは、ワークロード、指導教員との関係、ラボへの帰属意識、プロジェクトの自由度、指導教員の関心と学生の研究内容の関連。

博士課程学生の研究支援
日本の修士・博士課程のあり方、学位取得までの指導について意見交換した。
指導教員と学生の間でのコミュニケーションの重要性を確認した。

資料 スライドはコチラ

   
   
   
   

2025年5月12日

『この世はすべてコミュニケーション~細胞から外交まで~』の学習会のご案内

 

趣旨

梶谷誠先生(電気通信大学 学長顧問、元電気通信大学学長)は総合コミュニケーション科学学会の設立を提唱され、この新たな学会への思いを込められて、『この世はすべてコミュニケーション~細胞から外交まで~』を上梓されました。本書は、総合コミュニケ―ション科学の教科書という位置づけというよりも、総合コミュニケーション科学に関する知識体系の構築をすることの重要性について述べられたものです。総合コミュニケーション科学学会は、これを端緒として、知識の体系化を目指すことになります。今回、本学会理事会は、本書の勉強会を企画しました。総合コミュニケーション科学学会の会員でなくても、学会員からの推薦があれば、非会員の方でも参加可能です。ご関心ある方の参加をお待ちしております。

 

〇 開催日時 

第一回を令和7年6月10日(火) 19時~20時に実施します。その後、毎月1回第二火曜日の19時からオンラインで開催します。開催回数は6回程度を予定しています。

 

〇 参加申し込み方法 

以下のグーグルフォームより6月9日(月)までにお申込みください。その際に、非会員の方は、紹介をしていただいた会員のお名前を必ずご記載ください。

 

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdZV5rIJhfgbfMmhT-sxJxrsvIlw6qHUmm4vIue7U6P7ZeMsA/viewform?usp=header

 

会員、非会員に関わらず参加費用は無料です。

後日、オンライン会議にアクセスできるURLをお送りします

 

〇 参加する前にお願いしたいこと

本書はアマゾンで購入可能です。

以下のURLをご参照ください

この世はすべてコミュニケーション~細胞から外交まで~ | 梶谷 誠 |本 | 通販 | Amazon

本学習会の開催形式は本の内容の紹介よりも、著者である梶谷先生も交えて、その内容に関する討論に重きを置きます。ついては可能な限り、本書を事前にご購入いただいて、通読していただければと思います。

 問い合わせ先

ご不明なことなどがある場合は、群馬大学 伊藤正実(21mito@gunma-u.ac.jp)

までお問合せください

 

以上

 

2025年4月30日

第18回談話会_Tokyo論会の報告

安部博文会員が2025年4月30日(水)19:00 - 20:00にオンラインで実施。
参加者は6名。

内容 【瀧先生の学術tweetとエピソード 】
学術tweet #15の1:よく隠れし者、よく生きたり。
学術tweet #15の2:透明になるほど、失われるものもある。
学術tweet #12:人を勧誘するとき、どんな旨みがあるのかを、具体的に分かり易く提示するほど効果がある。
この3つにまたがる例として、次の4名のエピソードを取り上げた。

パスカル ~ 1642年、税金計算で苦労する父のためにハンディな機械式計算機を作った。パスカルは活発な人だが、内省・創造のための孤独な時間も持っていたに違いない。(#15の1)
バベッジ ~ 1837年、正確な計算のためパンチカードを使った大規模な機械式計算機の製造に挑戦し中座。目的物が出来上がらないのは一目瞭然だったので、それを上司に責められて資金打切りとなった。(#15の2)
エイケン ~ 1944年、ハーバード大で電気式計算機の製造に成功、バベッジの志を実現した。同時にIBMのワトソンを激怒させ決別。エイケンはワトソンに対するレスペクトの無さを公の場でも包み隠さなかったに違いない。(#15の2)
W.エッカート ~ 1948年、ワトソンの支援を得てIBMで電気式計算機を完成させる。エイケンに腹を立てていたワトソンを説得し味方につけた。(#12)

今回の面白みとして
バベッジと上司、エイケンとIBMのワトソンは、コミュニケーションがうまくいった例として見ることができる。それにしてもコミュニケーションがうまくいくかどうかは、感情レベルでの好き嫌いが関係する可能性もありそうだ。

資料 スライドはコチラ

2025年2月12日

第15回談話会のご案内(2月27日(木)19:00 - 20:00)

【内容】・よく隠れし者、よく生きたり 

    ・みんなで楽しく議論をすれば、思考がひらけたりインスパイアされる

【エピソード】

1623年、シッカートの世界初の機械式計算機

1804年、ジャカードのパンチカード織機 

1888年、ホレリスのタビュレーティングマシン 

1911年、フリントのIBMの祖となる会社を組織

【日時】 2025年2月27日(木)19:00 - 20:00

https://uec-tokyo.zoom.us/j/97927399824?pwd=yCIbCCYdXOrbCc4BN3cPG1KA5SVYMp.1

ミーティング ID: 979 2739 9824 パスコード: 4322620042

話題提供者:安部博文会員

2025年2月12日

第3回年次大会(3月1日)のプログラム詳細を掲載しました。

2025年2月12日

梶谷誠著『この世はすべてコミュニケーション~細胞から外交まで~』が出版されました。

アマゾンで購入できます。

梶谷誠氏著書案内

2025年1月19日

第3回年次大会(3月1日)の開催案内を掲載しました。

2024年10月3日

第3回シンポジウムの当日の案内を参加登録の皆様にお送りしました。

2024年9月10日

第3回シンポジウム(10月5日)の開催案内を掲載しました。

2024年3月25日

会長からのメッセージ

総合コミュニケーション科学学会会長 林大樹

 本学会はあらゆる事物と事物の間に存在する「コミュニケーション」の総合的探究に取り組みますが、取り組みの一つに様々な専門分野と専門分野をつなぐ「共通言語」の研究開発があります。

 たとえば、「共生」はもともと生物学の用語で複数の生物の間の生態的相互作用を示す言葉でした。それが「自然との共生」などで環境保護運動に影響を与えたり、地方自治体が「国際交流」を「多文化共生」と言い換えたり、地域福祉政策で「共生社会」づくりが論じられたり、多分野で使われています。「共生」という言葉には「共通言語」たりうる可能性があるのかもしれません。

 ただし、昨今「共生」は安易に使われすぎているのではないでしょうか。「共生」概念の本質の追究せずに、このキーワードが拡散されたら、多くの誤解や曲解を招く危険があります。

 高度化・細分化と同時に「タコつぼ化」が進む現代の諸科学において、様々な分野と分野をつなぐ「共通言語」の生成とその科学的な吟味は科学全般の発展にとって重要です。「コミュニケーション」に焦点を当て、「諸科学の総合化」に取り組む本学会をぜひ覗いてみてください。 

https://1drv.ms/w/s!AmZ9HPR0CYqnawmHyinNaPNKhRE?e=JjfiMq

2023年12月11日

第2回年次大会の開催情報を掲載しました。

2023年10月23日

第2回シンポジウムを開催いたしました。講演資料を公開しました。

2023年10月14日

第2回シンポジウムの情報を更新しました。

2023年5月13日

2023年度総会、会員活動報告会を開催しました。

2023年3月25日

第1回年次大会を開催しました。

2022年12月17日

設立記念シンポジウムを開催しました。

2022年10月25日

2022年度臨時総会を開催しました。

2022年3月25日

2022年度設立総会を開催しました。